お話の内容
ユダヤ人の国は、BC586年バビロニア帝国に滅ぼされました。(その理由を聖書では神の声に耳を傾けず、偶像礼拝し、罪のない血を多く流したと語っています)神殿とエルサレムの町を破壊され、捕らえられてバビロニアに住んでいたのです。その後バビロニア帝国は滅び、ペルシャが帝国を支配しました(BC538年)。ペルシャの王キュロスは、ユダヤの民の帰還と神殿再建を許可します。さらにバビロニア帝国が神殿から奪い去った神殿の用具を返還したのです。
キュロス王のことばに奮い立ったユダヤの人たちは、故郷のエルサレム目指して帰ることにしました。帰らず残った人々もいましたが、彼らは多くの援助をささげたのです。こうして帰還した人々は、それぞれの町や村に住みました。
第7の月に人々はエルサレムに集まり、大切な祭りをしました。また、祭壇を作り礼拝をしたのです。その後、神殿の再建工事を始め土台が完成しました(BC535年)。人々の喜びの声と泣く者の声が遠くまで響き渡りました。失ったものが回復された時の喜びはどんなに大きかったでしょう。
“今日のテーマ”
歴史に働かれる神