3月10日礼拝(長瀬雄大牧師)

                            

「憐れみのキリスト」

聖書箇所「ルカの福音書7章11-17」

  メッセージ要約

 キリストは百人隊長の僕を癒した後、ナインという町に行きました。キリストだけでなく、弟子と大勢の群衆もー緒でした。キリストー行が町の門に近づくと、ある母親のー人息子が死んで、担ぎ出されるところでした。この母親は夫に先立たれた未亡人であり、さらにたったー人の息子すらも亡くなってしまったのです。そのため町の人が大勢彼女のそばに付き添っていました。この町では墓は町の外にあリ、息子の埋葬をするために葬儀の列が町の外に向かっていたのです。そこへ町に入って来られるキリストー行が来られ、町の外に行こうとする葬儀の列とちょうど対面したのです。

 キリストはこの母親を見て、 「もう泣かなくともよい」と言われました。キリストは悲しんでいる母親を見て、自ら声をかけられました。それは憐れに思ったからです。この憐れむという言葉は、単に同情するという意味ではなく、内臓が引きちぎれるほど痛むという意味があり、神のみにしか使われない言葉です。神の子キリストだけが私たちの悲しみの気持ちを、本人すらも気付かない痛みをも共に背負って下さるのです。そして死んだ息子に対して起きなさいと言われ、言葉通り彼は起き上がり、よみがえったのです。

 (音声聴けます)

   

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