メッセージ要約
ある日キリストが人々を教え、病気を癒していた家にフアリサイ派の人々もいました。そこに、男性たちが体の麻痺した人を床に乗せてキリストがいる家まで運んで来ました。彼らは中に入ろうとしましたが、大勢の人がいてキリストの前まで運ぶことができません。そこで男性たちは屋根に上がって瓦を剥がし、病人を床ごと家の真ん中につり下ろしてキリストの前に置いたのです。彼らは非常識な行動をしました。しかしキリストは彼らを叱るのではなく、彼らの信仰を見て「人よ、あなたの罪は赦された」と言われました。
それを見ていたフアリサイ派の人たちは、 「神を冒漬するこの男は何者だ。罪を赦すことができるのは、ただ神だけだ。」と論じ始めました。そこでキリストは「『あなたの罪は赦された』と言うのと、 『起きて歩け』と言うのと、どちらが易しいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを知らせよう」と言い、そして体の麻痺した人に「あなたに言う。起きて床を担ぎ、家に帰りなさい」と言われました。するとその人はすぐに立ち上がり、喜んで神を讃えながら家に帰っていきました。キリストはここでご自分が罪を赦す権威のある神の子であることを証明されたのです。
(音声のみ)