メッセージ要約
マリアは「私の魂は主を崇め」 と言いながら神を賛美し始めました。この「崇める」というのは「大きくする」という意味があります。神を崇め賛美するのは、神を大きくすることです。しかし最初からマリアは神の存在がマリアの中で大きかったわけではありません。受胎告知を受けた時マリアは、 「どうしてそんなことがあり得ましょうか」と疑ったのです。マリアの中で神が小さかった。しかしマリアは天使に 「神にできないことは何ーつない」と言われ、神がどのようなお方であるかを受け取り直していったのです。マリアにとって神を崇めるのは、 「カある方が/私に大いなることをしてくださったから」です。大いなること、とは救い主イエス・キリストを名もなきー人の普通の人であったマリアに与えて下さったことです。それほどまでに神は憐れみ深い方であることをマリアは信じ受けとめていきました。
私たちは日々の足取りの中で、様々な問題に直面し圧倒されることがあります。目の前の問題が自分よりはるかに大きく見えるのです。しかし私たちが神を崇め賛美することを通して、罪人である私たちを憐えみ、救い主を与えてくださるほど偉大な神ということを改めて知り、どんな問題よりも遥かに大きい方であることを私たちは受けとめていくのです。