2月5日礼拝メッセージ

                            

「イエスさまの言葉への信頼」

聖書箇所「ルカ福音書4章38-44」

  メッセージ要約

 イエスさまが公に宣教を開始されたところは、ガリラヤ地方の自分の故郷であったナザレでした。 住民はイエスさまのロから出た恵みの言葉に驚きました。そこでイエスさまは、2つの旧約聖書の記述を用いてご自分を受け入れない故郷の人々の姿を言い当てました。その記述とは@サレプタのやもめの話とAナアマン将軍の話です。異邦人の方が神の言葉に誠実であったことを示したのです。

  預言者エリヤは、当時の不信仰で邪悪なイスラエル王アハブに対して、露も降らず雨も降らないと預言しました(列王上17章)。アハブ王の不穏な動きを察した神は、エリヤに向かって、異邦人の住むシドン地方のサレプタに逃れるように告げられました。サレプタに住む貧しいー人のやもめがエリヤの言葉通りにもてなすと、彼女の家のかめの中の小麦粉は尽きず、ビンの中の油もなくなることがありませんでした。また、そのやもめのー人息子が亡くなると、エリヤはその息子を生き返らせました。その時そのやもめは「あなたが神の人であることが、たった今分かりました。あなたのロにある言葉は真実です」と告白しました。A隣国アラムのナアマン将軍自分の病の癒しを求めてイスラエル王に面会した時、預言者エリシャはナアマン将軍にヨルダン川で身を洗うように命じました。将軍がその通りに行うとその身が清くなり、イスラエルの神をほめたたえました(列王下5章)。

 イエスさまはカファルナウムの会堂で男にとりついた悪霊に向かって「黙れ。この人から出て行け」と命じられると、その通りになりました。シモンのしゆうとめが熱で苦しんでいる時、熱をしかりつけると熱が下がりました。多くの民衆が病人を連れて来た場合には、ー人ー人に手を置かれましたが、住民が自分たちのところに留めようとすると、 「他の町にも神の国の福音を告げ知らせなければならない」仰せられました。この言葉にイエスさまの真理と真意があります。イエスさまのお言葉による神の国の働きの到来を知らせ、人々の中に神の言葉による新しいことを起こそうとされたのです。     

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