メッセージ要約
今日のテーマは「弟息子」です。1つ目は「父親から遠く離れる弟息子」です。弟息子は父に財産の前渡しを要求し、遠い異国へ旅立ちました。これは当時では死刑に値する暴言でしたが、父は息子の自由意志を尊重し、財産を与えました。弟息子は束縛から逃れ自由を求めましたが、放蕩の末に全財産を失い、豚の世話をする惨めな境遇に陥りました。私たちも神との関係を窮屈に感じ、自由を求めて神から離れることがありますが、結果的により深い不自由と孤独を経験する姿と重なります。
2つ目は「父に抱きしめられる弟息子」です。飢饉の中で「我に返った」弟息子は、父の愛と恵みを思い起こし、悔い改めて帰郷を決意しました。まだ遠くにいたにも関わらず、父は息子を見つけて走り寄り、抱きしめました。父は息子に最良の衣と指輪と履物を与え、肥えた子牛を屠って祝宴を開きました。この肥えた子牛は息子の罪の身代わりとなった犠牲を象徴し、キリストの十字架を指し示しています。父なる神は、キリストの犠牲を払ってでも私たちを愛し、その帰りを待ち望んでくださっているのです。