メッセージ要約
今日のテーマは「銀貨」です。
1つ目は「無くした銀貨は、神から離れた私たち」です。当時、10枚連なった銀貨は、結婚の記念や嫁入り道具として身につける飾りだったとも言われ、女性にとって特別な意味を持つものでした。だからこそ、たとえ1枚でも欠ければ、必死に探します。それは単なる貨幣ではなく、代わりのきかない「大切なもののー部」だからです。それと同じように、神にとっても私たち一人ひとりは、他で代用できない尊い存在です。しかし神から離れると、自分の本当の価値が見えなくなり、他人と比べたり数字で自分を測ったりする苦しい生き方に陥ってしまいます。
2つ目は「無くした銀貨を徹底的に探す神」です。讐えの女の人は灯りをつけ、家中を掃き、見つかるまで注意深く探します。神も同じように、光をともして私たちを探し出そうとしておられます。キリストの十字架と復活こそ、神が私たちにどれほどの価値を見ておられるかを証ししています。そして、この愛に支えられる私たちは、今度はキリストと共に、まだ神のもとから離れている人達を探していくのです。
(音声聴けます)