概略と目標
バビロン帝国が滅んだ後、ペルシャ帝国のキュロス王は、バビロンをダレイオスに治めさせました。バビロン全国120の長官の上に3人の大臣がおり、そのうちの一人はイスラエルのユダ王国から連れてこられたダニエルという人でした。彼は働きが良かったので、ダレイオスは彼に全国を治めさせようとしました。ところが他の大臣たちはねたみに燃えたのです。
大臣や長官たちは、ダニエルを排除するため、今後30日間は王さま以外他の神に祈ってはならないこと。守らないものはライオンの穴に投げ込まれるという法令を作るよう、ダレイオス王に願いました。だまされた王は許可してしまいます。いつものようにダニエルは、彼の信じていた神さまに祈っていましたが、それを見た大臣や長官たちはさっそく王さまに訴えました。王が出した法令は取り消しが出来ません。王さまは、仕方なくダニエルをライオンの穴に投げ込んだのです。
王さまは、夜も眠れずダニエルを心配しました。しかし、神さまは天使を使わしてライオンの口をふさぎ、ダニエルの命を守りました。翌朝王さまはダニエルの安否を確かめに来て驚き喜んだのです。王さまはだました大臣たちをライオンの穴に投げ込みました。王さまは、ダニエルの信頼していた神さまこそ真の神であり、ほめたたえ賛美しました。そして、全国にこのことを知らせたのです。
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