お話
1.美しの門でのいやし
ペテロとヨハネは祈りのために宮に行きました。その時、「美しの門」のところに生まれつき歩くことのできない男の人が、施しを求めて座っていたのです。ペテロは「私たちを見なさい」と言います。その男は何かもらえると期待しました。ペテロは「金銀は私にはない。しかし、私にあるものを上げよう。ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい。」と言って男の人を立たせました。男は歩けるようになり、喜び、踊り、跳ねながら賛美して、ペテロたちについて行きました。
2.ペテロの説教
歩けない人がいやされた出来事に驚いて、多くの人々が集まってきました。そこでペテロは群衆に語りだしたのです。要点の一つは、この人がいやされたのは、死からよみがえったイエス・キリストの名によるものであること。二つ目は、神さまから遣わされたイエスを、人々が拒んで十字架につけ殺してしまった罪を指摘したこと。3つ目は、この出来事は、昔から神さまが預言者によって語られてきたことが実現したことでした。
3.捕らえられたペテロとヨハネ
宮で説教したことに怒って、祭司や指導者たちはペテロとヨハネを捕らえ、翌日議会で問いただしました。これらの人たちはつい最近イエスさまを十字架に追いやった当事者たちでした。しかし、ペテロに反論できず、おどしたうえで釈放しました。
ペテロは、この男の人の求め(金銭)には答えませんでした。しかし、神さまはもっと大切な答え、イエスキリストの名によって歩くといういやしを与えてくれました。喜び踊り、賛美する人に変えられたのです。イエスキリストによって与えられる、新しいいのちに生きるものとなりたいものです。
“今日のテーマ”
「イエスの名によるいやし」