サンデーキッズ5月19日

「神の国にふさわしい人」

 聖書「ルカによる福音書18章15〜30」

   お話

1. 幼子のように
 ある時、子供たちに祈っていただくために、イエスさまの所につれて来られました。ところが弟子たちはそれを見て叱ったのです。いろいろな事情、理由があったのでしょう。しかしイエスは、「子どもたちをわたしのところに来させなさい。止めてはいけません。神の国は、このような者たちのものです。」と言って、手を置いて祈って下さいました。  子供の特性は、素直に単純に信頼する心、神さまの恵みを素直に受け取る能力に優れているからでしょう。  
 
2. お金持ちの役人
 それと対照的な人がお金持ちの役人でした。この人は、昔から律法を守っていました。しかしイエスさまから、お金を貧しい人に分け与え、私に従って来なさいと言われたとき、悲しみながら去っていきました。心が神さまにではなく財産にあったからでした。

3. らくだが針の穴に
 そしてイエスさまは、金持ちが神の国に入るよりは、ラクダが針の穴を通る方がやさしいと言われました。弟子たちは、それではだれが救われるのですかと質問します。イエスさまは、人にはできないが神にはできると答えられます。
 
 お金、能力、地位、権力などを持つ人が、神に信頼することは難しいでしょう。しかしどのような人でも、子どものように素直に信頼するもの、神さまの愛と恵みを受け取るものであれば、神の国にふさわしいのです。  

“今日のテーマ”

「神の国は幼子のように信頼する者たちのものである」