10月12日礼拝(ハンガーゼロ・佐味牧師)

                            

「サマリア人だから愛せた」

聖書箇所「ルカの福音書10章30-37」

  メッセージ要約

 今日の箇所は、いわゆる「よきサマリア人のたとえ」と言われる有名な箇所です。しかし、本文を見ると、このサマリア人は「良い人」であるとはどこにも書かれていません。果たしてこのサマリア人は、本当に「良い人」だったのでしょうか。

 聖書を見れば、サマリア人は、偶像礼拝をする者であり、 アッシリアの捕囚によって他国から連れてこられた人々であり、イエス様を拒否した人々でした。それらを見ればサマリア人は、 「良い人」ではなく、 「悪い人」として描かれています。しかしそうしたサマリア人にも、変えられたサマリア人がいました。それがいわゆる「サマリヤの女」 (ヨハネ4章)です。彼女は夫を変え、姦淫の罪を犯していた女でしたが、イエス様と出会い、自分の罪を悟り、まことの礼拝者となり、イエス様を宣べ伝えるものに変えられました。

 そのようにイエス様と出会い、変えられたものが持つものが、「あわれみ」です。それはクリスチャンだけが神様から与えられる愛です。この愛が、すべての「良き」業の原動力となり、まことの「隣人」たらしめるのです。

 

   

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