メッセージ要約
今日のテーマは「招き」です。1つ目は「キリストは病んだ者を招く」です。安息日、キリストはファリサイ派の家で、社会から疎外されていた水腫の病人に出会いました。律法学者たちが裁きの目を向ける中、キリストは彼を引き寄せ癒されました。これは、単なる病の癒しではなく、孤独な魂への深い愛の行為でした。神の国は、世にはじかれた者、心の渇きを抱える者をも引き寄せ、招き入れる場所なのです。
2つ目は「キリストはへりくだる者を招く」です。キリストは上席を選ぶ客に「へりくだる者は高められる」と教えました。これは処世術ではなく、神の国の真理です。自分を正しいと高ぶる者ではなく、罪人として神の前に全く相応しくないと思う人こそ、最高の席に招かれるのです。
3つ目は「私たちはお返しできない人を招く」です。キリストは、お返しができない貧しい人、体の不自由な人などを招きなさいと語られました。そもそも私たちは神に対し、何の報いもできない罪人でした。しかし、キリストはそんな私たちをも招き、救いを与えてくださいました。だからこそ、私たちもまた、キリストの愛に応え、どんな人をも分け隔てな〈受け入れていくのです。
(音声聴けます)