メッセージ要約
テーマは「誕生」です。
1つ目は「時代の流れの中で誕生したキリスト」です。皇帝アウグストゥスが住民登録を命令したため、ヨセフとマリアはベツレヘムへ向かうことになりました。妊娠中のマリアにとって、この過酷で危険な旅は大変な試練でした。アウグストゥスはローマ市民から「名君」 「救い主」と呼ばれていましたが、ユダヤ人にとっては敵であり、この住民登録は屈辱的なものでした。そのような時代の流れの中でキリストは生まれたのです。
2つ目は「預言通りに誕生したキリスト」です。 マリアはベツレヘムでキリストを産み、飼い葉桶に寝かせました。神の子であるキリストならば、もっと良い環境で誕生できたはずです。しかし、ベツレヘムで生まれたことは、神の預言が成就したことを意味していました。どんなに時の権力者が支配しているように見えても、神の預言は必ず実現されていくのです。キリストは、アウグストゥスのように武カによる平和ではなく、自ら十字架にかかることによって私たちの罪を背負い、神との関係をとこしえに続く平和を実現して下さいました。
(音声聴けます)