11月10日礼拝(長瀬雄大牧師)

                            

「隣人を愛するには」

聖書箇所「ルカの福音書10章25-37節」

  メッセージ要約

 今回のテーマは「隣人」です。1つ目は「私たちは制限をかけて隣人を愛する」です。律法学者がイエスに「隣人とは誰ですか?」と問うた背景には、愛の対象を限定しなければ愛し続けることが難しいという人間の苦悩が見え隠れします。これは、隣人愛に真剣に向き合おうとする人々にとって自然な問いかけです。

 ニつ目は「キリストは憐れみによって隣人を愛する」です。キリストは「善きサマリア人」のたとえ話をされました。襲われ傷ついたユダヤ人を見捨てて通り過ぎた宗教者とは対照的に、敵対関係にあったサマリア人が見知らぬユダヤ人を助けました。その理由は「気の毒に思った」からです。この「気の毒」という表現は神にしか使われない言葉であり、このサマリア人の姿はキリストを示しています。

 三つ目は「隣人となっていく」です。憐れみ深いサマリア人が助けた人は、実は私たち人間を指しています。神と敵対関係にあった私たちが死に瀕しているときに、キリストは私たちを憐れんで助けてくださいました。そして、このキリストの愛によって、私たちは永遠の命を得ることができました。私たちはこのキリストの愛によって他者の隣人となり、愛し続けるのです。

 (音声聴けます)

   

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