3月26日礼拝メッセージ

                            

「帰る道を備えられるイエス」

聖書箇所「ルカ福音書22章28-34」

  メッセージ要約

 最簿の晩餐と呼ばれた食事を済ませた直後の使徒たちの姿と、イエスさまの慈しみについて考えます。ルカは、過越の食事の場面で12人の弟子たち使徒たちと記しました。ここにこれから起きる出来事の意味を重ねています。イエスさまの最後の晩餐の席で、ご自分の十字架の血による新しい契約の話をされました。しかし、彼らがその新しい契約の意味を理解したのは、復活の主イエスさまにお出会いしたときでした。ですから、最後の晩餐の直後に、使徒たちはイエスさまが語った神の国を誤解して、これからエルサレムで建設されるだろう王国と考えました。ところが使徒たちは、ペンテコステ出来事を通して、新しい契約の神の国とは 「教会」であること聖霊によって悟ることになりました。このようにイエスさまは、人間の誤解、間違い、罪などから正す機会を与えちれるのです。

 使徒たちの間で議論が起こり、誰がその王国で一番偉いのかを論じ合いました。その時イエスさまは「給仕する・奉仕する」というギリシャ語を用いられて、低い立場であっても忠実な奉仕それ自体が、真に偉大であると言われました。その際のイエスさまの返答は、ヨハネが記した、使徒たちの足を洗われたイエスさまのお姿を浮かび上がらせます。 「私の父が私に王権を委ねて下さった」という 「委ねる」という言葉は、 「割り当てる」とい契約の言葉が使われています。旧約の12部族割り当てられた区割りは、神との契約のもとに与えられた地でした。ですから12使徒たちは、イエスさまとの契約との関連でその権限が与えられたことを意味するのです。キリスト教会もそうなのです。

 四福音書すべてが、三度のペテロの否認イエスさまが予告し、それが起こった次第を記します。ルカだけがサタンの役割について記します。サタンは願う権利だけしか持っていない事をルカは指摘します。至高で全能の神が赦される範囲でしかサタンの効カはないのです。ペトロが立ち直るとは「ひとたび来た道を引き返す」意味です。誰でも間違いから引き返す道神は持っておられるのです。     

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