元旦礼拝

                               

「夜明けはやって来る」

聖書箇所「ヨハネの福音書21章3〜13」

  礼拝メッセージ要約

 昨年はラグビーの世界大会が開かれ、そこから「One Team」という言葉が広まり、私たちに感動を与えました。ーつの目標に向かって、体格や気質や国籍の違う者たちが、協カしながらカを出し合うことの大切さを語る言葉となりました。試合に敗れても、お互いの健闘をたたえ合うことによって、勝負とは別の戦う意義を見る者たちに教えてくれたように思えました。 ヨハネ福音書の21章には、イエスさまの十字架の死と復活を体験した後、故郷のガリラヤ地方に帰った弟子たちが描かれています。それは、生まれてから慣れ親しんだ漁師としての姿です。ー晩中働きながら、 何ひとつ釣り上げることができずに家に帰る弟子たちの姿です。夜明けになって船を岸に戻す頃に、湖畔で疲れた弟子たちを待ち受ける人がいます。その人は朝ご飯を用意していまLた。

 疲れきって、働きの結果がないまま戻ってきた漁師たちに向かって、食べる物あるかどうか尋ねたイエスさまは網を船の右側におろすように言いました。それを聞いた漁師たちはその通りにしたところ多くの魚を獲ることができました。魚は自分たちの食物になるだけでなく、魚を売ってお金に換えることで漁師の生計を立てる手段に用いられます。

 この出来事は、無(ゼロ)から有(プラス)を生み出す源はイエスさま御自身であることを示して、イエスさまに信頼して歩むことを弟子たちに教えたと思います。ー生懸命働いても結果がでないことはよくあることです。そのような時、自分を責めたり他者を裁いたりするまうな言動が生まれることでしょう。自分自身の努力不足に失望したり、嘆いたりするかもしれません。しかし聖書は、そのような弟子たちの前に現れたイエスさまが私たちの前にも現れると語ります。「聖書はこう言っています。『彼に信頼する者は、失望させられることはない。』」(ローマ10章11)このー年、この言葉が皆様とともにあることを信じ、ご多幸をお祈りいたします。 

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